夢の球場の巡礼者たち
私の好きだった小説が映画化されて、それによって生まれた奇跡とは...
夢の球場の巡礼者たち
それからの「フィールド・オブ・ドリームス」
ISBN4-7942-1272-0
草思社から定価1700円+税で発売中。
この本は、1982年に出版された「W.P.キンセラ」の野球を題材に取った小説「シューレスジョー」を原作として、1989年に公開された映画「フィールド・オブ・ドリームス」の舞台となったアイオワの田舎町に残された球場のセットに起きた「その後」の本当の奇跡について書かれたドキュメントです。
あの映画の感動のラストシーンを覚えている方も多いと思います。あの映画のラストで登場人物の作家「テレンス・マン」が「そして彼らがやって来る」と予言して、ラストシーンで映し出されたトウモロコシ畑の球場を訪れる車の長い列。あの光景があの映画が公開されて2週間後に、映画と同じニューヨークから訪れた最初の巡礼者以来10年以上の永きに渡って、映画のラストの光景が現実のアイオワのトウモロコシ畑で起き続けているのです。
いまや映画のセットから始まってある種の「聖地」となった球場に亡くなった肉親との再会を願って訪れる人、積年の蟠りを捨てて和解する兄弟、此処で見られる極めて私的ながらスピチュアルな経験をする人々についての丁寧な取材で構成された本書は、小説から映画に、映画から現実世界にもたらされた「夢の球場」の感動のレポートです。
なお、私はこの夢の球場が作られた農場の持ち主で、映画に登場したあの家に住み、世界中から訪れる「ビジター」のために、その球場を維持、公開してくれていた「アロイシウス・アル・アメリカンプ」の自身の物語に感動いたしました、ご冥福をお祈りいたします。
投稿日時: 月 - 6月 14, 2004 : 08:35 午前 前の記事: 次の記事: